GO! HAWKS! by kp_sea12

NFLのシアトル・シーホークスを応援するブログです!

【自己紹介】2019年からシーホークスのブログをはじめました。2013年頃からのシーホークスファンです。アメフトのプレイ経験はありません。

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シーホークスはWRスミス-インジグバと4年$168.6Mで契約延長に合意

前回の記事ではじっくり交渉して、と書きましたが、GMシュナイダーとWRスミス-インジグバは早速決めてしまいました。シーホークスはWRスミス-インジグバと4年$168.6MのWRのNFL史上最高額で契約を延長することに合意した模様です。



こんなに早く合意した背景はどこにあるのでしょうか?

まず言えるのは、NFLの選手の年俸は年々上がっているので、早く契約した方が年俸を抑えられてチーム側に有利、という点です。NFLの各チームの選手の年俸合計は、サラリーキャップ制度で決められています。このサラリーキャップの額は年々上がっています(2020年には$198.2M>2026年には$301.2M)。それに伴って、各選手の年俸も毎年上がって来ています。

また、今回の個別の事情としては、ラムズWRナクアの契約更新との絡みがあります。WRスミス-インジグバとWRナクアは、NFL加入年が同じ、活躍度もこれまでほぼ同じで、違うのはドラフト順位(ナクアは5巡)です。ナクアには5年目オプションがないため、ルーキー契約は今季で切れてしまい、契約更新するなら早めに行わなければなりません。

というところで、シーホークスがWRスミス-インジグバと4年$168.6Mの巨額の契約更新をしました。ラムズは、WRナクアにこの金額以上のオファーをしないと、WRナクア側は納得しないでしょう。結果、ラムズのキャップスペースはより逼迫します。シーホークスは間接的にラムズにプレッシャーをかけているわけです。



となれば、WRスミス-インジグバが、必ずしも自分の得にはならないのに、こんなに素早く契約更新に応じた理由は、シーホークスでずっとプレイしたいという強い気持ちがあるとともに、ラムズを倒してシーホークスで再びスーパーボウルを制覇したい、という強い思いがあるのだと感じます。

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WRスミス-インジグバとの契約詳細は、すでに各サイトに出ています。over the capを参考にして見てみると、WRスミス-インジグバの契約は4年$168.6M・年平均$42.15MでWRチェイスの年平均$40.25Mを超えてWR最高額の契約更新となりましたが、ルーキー契約期間の2年を含めれば、実質的には6年$197M・年平均$32.8Mの契約になります。さらに、完全保証の額も$69.1MとWRチェイスより少ないです。そして、2027年のキャップは5年目オプションでは$23.9Mだったものが$15.6Mに軽減されています。こう見ると、WRスミス-インジグバはかなりチームフレンドリーな契約を結んでいると言えるでしょう。ここにも彼のスーパーボウル連覇への思いが見えます。

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これで我々ファンは、何もなければ2031年までWRスミス-インジグバがシーホークスでプレイする姿を見ることができます。WRスミス-インジグバもぜひ昨季以上に活躍して、再びスーパーボウル制覇を果たして欲しいですね。期待は大きいです。

※ここに追記しておきますが、シーホークスは、ジャガーズから2年最大$7Mの契約で引き抜きをかけられていたWRボーボにも、その契約にマッチするオファーを出して残留させました。WRスミス-インジグバの動きも含めて、本当に昨季のメンバーをできるだけ残す方向で行ってますね。











【追記あり】シーホークスはCBウィザースプーン、WRスミス-インジグバに対して契約5年目オプションを行使

シーホークスは昨日、2023年の1巡指名選手であるCBウィザースプーン、WRスミス-インジグバの2人に対してルーキー契約の5年目オプションを行使しました。





まず5年目オプションについて説明すると、通常ドラフトで選ばれたルーキーの契約は4年間で、その4年間の年俸はNFLの労働協約でほぼ決まっています。ただ、1巡ルーキーだけは、チーム側がもう1年間、ルーキー契約を継続する権利を持っています。これが5年目オプションです。

この5年目オプションの年俸も、NFLの労働協約で、その選手のポジションと成績によってほぼ決まっています。チーム側は、この5年目オプションを行使することによって、フリーエージェントになった時に跳ね上がってしまう年俸(キャップ)をある程度抑えることができます。選手側は、5年目オプションの年俸は全額保証ですので、怪我などをした時でも年俸が全額保証されます。

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この5年目オプションはドラフト開催後の5/1までに行使すれば良いのですが、シーホークスは全チームで最も早いこのタイミングで2人の5年目オプションを行使しました。これは何を意味するのでしょうか?

まず、過去シーホークスは、この5年目オプションをほとんど行使していませんでした。5年目オプションが制定されたのは2011年からですが、過去の1巡選手を見てみると、

2011年 25位:OTカーペンター
2012年 15位:DEアーヴィン
2016年 31位:OTイフェディ
2018年 27位:RBペニー
2019年 29位:DEコーリアー
2020年 27位:LBブルックス
2022年 9位:OTクロス>行使
2023年 5位:CBウィザースプーン>行使
2023年 20位:WRスミス-インジグバ>行使

昨年行使したOTクロスがシーホークスとして初の5年目オプション行使でした。それ以前の1巡選手は、順位が低めだったこともあって、活躍度が低く5年目オプション行使には至りませんでした。(DEアーヴィンは5年目オプションを行使されても良かった気がしますが、当時QBラッセル・ウィルソンとLBボビー・ワグナーとの契約更新が迫っていて、キャップスペースがありませんでした。)

OTクロスとは昨年4月末に5年目オプションを行使し、今年1月初めに新たに4年$104Mの契約を結びました。これだけ巨額の契約更新となると、チームと選手側は綿密に交渉を進めなければなりません。チームは、この5年目オプションを行使することで、選手と新たな契約を結ぶ時間を得ることができ、また、長期契約を結ぶことで各年のキャップスペースを調整することができます(OTクロスの契約では、今季のキャップは、本来5年目オプションで$17.5Mだったものが$10.9Mに抑えられています)。



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チームがいち早く5年目オプションを行使したということは、CBウィザースプーンやWRスミス-インジグバも、OTクロスと同じように綿密に交渉して長期契約を結びたい、という強い意思表示でしょう。選手側も、チームにそういう意思があると認識できて、モチベーションはアップすることと思います。WRスミス-インジグバはスーパーボウル後に、自らじっくり交渉したいと言っていました。

CBウィザースプーンとWRスミス-インジグバはそれぞれ大活躍していますので、再契約時にはNFL最高レベルの年俸が予想されています。現在CBの最高給はラムズに先日トレードされたCBマクダッフィーで年平均$31M、WRの最高給はベンガルズのWRチェイスで年平均$40Mです。この巨額な契約のキャップスペースへの影響を緩和するために、5年目オプション(CBウィザースプーンは年俸$21.1M、WRスミス-インジグバは年俸$23.9M)を行使して時間を稼いだ上で、じっくり交渉して長期契約を結ぶことでしょう。

※【追記】じっくり、と書きましたが、WRスミス-インジグバとは早速4年$168.6Mという巨額の契約で合意した模様です。こんなに早く決まった背景は、このページのコメントにトゥウェルブスさんが書かれているように、ラムズWRナクアに近く予定されている契約更新があります。詳細はこちらをご覧下さい。

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この2人への5年目オプション行使を含め、シーホークスのこのオフは、できるだけ昨季のメンバーを維持するように動いています。ただ、昨季のチーム力を維持するだけでは、今季もスーパーボウルを制覇するというのは難しいと思います。今後、目玉となる補強があるのか、ドラフトではどういう動きをするのか、注目して行きます。

































ポジション配置で昨季のシーホークスを振り返る ⑦LB編

ポジション配置で昨季のシーホークスを振り返る、今回はLB編です。OLBは前回のDL編に含めたので、主にILBのポジション表ですね。

LB


アーネスト・ジョーンズが真ん中、トーマスはやや外寄りですね。ナイトは比較的まんべんなく守っています。ジョーンズやトーマスが欠場した時の補助的な役回りだったと思いますが、これは経験になりますね。彼らが非常に強いシーホークスのラン守備を支えていました。

LBアーネスト・ジョーンズは、私が見る限りチームに相当大きな良い影響を与えている戦力だと思うのですが、PFFでは61.5とほぼ平均的な評価です。こういうところはPFFの評価に疑問を感じますね。HCマクドナルドが彼のことを「戦力を倍増させる選手」(force multiplier:ゲームで言うところのバフ役)と表現したように、彼は周りの選手を、プレイだけでなくコミュニケーションでも盛り上げてくれます。こういう選手は本当に貴重ですし、彼をおととしシーズン途中に獲得したGMシュナイダーは超ファインプレイでした。



※QBダーノルドがラムズ戦で4INTを喫して惜敗した試合の後のこのアーネスト・ジョーンズのコメントが、昨季の流れを決めましたね。これ以降急速にチームがまとまったと思います。『彼は我々のQBだし、我々は彼を支えている。何か言いたいことがあるんなら、はっきり言って「くそくらえ」だ』。スーパーボウル勝利後のセレモニーでも言ってましたね。


LBトーマスはもともとは2023年にレイダースへドラフト外で加入しましたが、シーホークスに移って来てからは徐々に出番を増やし、昨季急激に成長して、完全にスターターとなりました。このパフォーマンスで$1Mのボーナスを得ましたし、さらにこのオフにチームから2年$8Mで新たな契約をもらいました。ドラフト外からの出世株です。今季も頑張って欲しいですね。



※レギュラーシーズン最終戦で試合を決めるインターセプト。素晴らしい反応でしたね。

LBナイトも今季は3年目、経験は十分積んでいますので、いつでもスターターを張れるよう、トーマスに負けずに頑張って欲しいです。

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次はDB編です。これをまとめるのは苦労しました。











ポジション配置で昨季のシーホークスを振り返る ⑥DL編

ポジション配置で昨季のシーホークスを振り返る、という企画を始めたのは、守備のポジションを見たかったというのが主な理由です。ここからがわたし的にはメインです。

まずはDL編ということで、各DLのポジションをPFFからまとめてみました。数字はスナップ数です。(下図はタップすると別窓で表示します。)

DLposition

上の方に少し説明を入れましたが、NTの正面が相手OLのセンター、LEの正面がRT、REの正面がLTになります。右側の方のBoxはDLより後ろの真ん中、DBはさらに後ろの配置です。

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試合中継だけを見ていて、どの選手がどこにいるかというのはなかなか把握できないです。さすがに私もコーチフィルムまでみて選手の動きを把握するような時間はまったくないので、PFFの力を借りて選手がどの場所にいるか、その傾向を知ろうと思ってこの表を作りました。

こう見ると選手起用はかなり明らかなんですね。DLでは、マーフィーは真ん中、リードが真ん中外寄り、ウィリアムズはさらに外寄り。OLBでは、ローレンスはやや前内寄りに守り、ヌウォス、マフェ、ホールは下がった外側です。ローレンスの役割が特殊だというのもわかります。



※ローレンスは怪我明けでどうかと思っていましたが、見事に再びプロボウラーとなりました。

各選手で左右の偏りはそんなにないですね。ウィリアムズやリード、ローレンスはやや左、マーフィーはやや右が多いですが、各選手とも左右どちらも守っています。私がいつもやっている選手一覧でRDEとかLDEとか書いているRやLはあまり意味がないということがよくわかりました。

ただ、マクドナルドの守備はスナップ直前、スナップ後でポジションが変幻自在に入れ替わることが特徴です。このポジション表ではそこまではわかりません。私にはそこまで解析するのは無理です。アメフト、本当に難しいですね。実際プレイしている選手たちはすごいです。

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次はLB編です。












ポジション配置で昨季のシーホークスを振り返る ⑤QB編

FA補強はひと段落だと思いますので、昨季の振り返りに戻ります。NFLの年度が替わったので、タイトルは「今季」から「昨季」に変更します。カテゴリーは「NFL2025」のままです。

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ポジション配置で昨季のシーホークスを振り返る、攻撃編の最終回、QB編です。

※PFFはPFFの評価ポイント。QBはQBの位置(中央)、バックはバックフィールド(スクリメージラインから1ヤード以上後方)、インラインはスクリメージライン上、スロットは内側に配置されるレシーバー、ワイドは外側に配置されるレシーバー、それぞれの配置でのスナップ数です。

名前パスTDランPFFQBバックインラインスロットワイド合計
ダーノルド4048259579.0119512
131211
ロック150-527.944
44
ミルロー00426.43
3

QBダーノルドにいくつかQB配置以外のスナップがありますが、これは、

・バックに配置されている12スナップはバーンヤード(BarnYard):前回説明したTEバーナーをQBの位置に置いた強化版スニーク

・残りのスロットとワイド4スナップは、QBミルローがQBの位置にいた時のオプションが3スナップ、残り1スナップはQBミルローの位置にWRシャヒードがいて同様のプレイをしたスナップです。

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QBダーノルドについては、このブログで再三紹介していますので詳しいことはもう書きませんが、昨季序盤は素晴らしいプレイで強力オフェンスを引っ張り、中盤にはインターセプトを量産して不安定になりましたが、チームの信頼を背にポストシーズンではターンオーバー0(これはNFL初とのこと)と安定を取り戻し、シーホークスをスーパーボウル制覇へ導いてくれました。

表向きのスタッツ(パス成功率やヤード数など)は調べれば出て来ることだと思うので、ここでは二次的なスタッツを、主にPFFから紹介したいと思います。順位は10試合以上出場しているQBの中での順位です。

・20ヤード以上のパス:34/65 成功率52.3% PFF95.5(4位)

・プレッシャー下でのパス:91/179 成功率50.8% PFF53.9(14位)

・プレイアクションでのパス:107/158 成功率67.7% PFF91.2(2位)

・非プレイアクションのパス:272/410 成功率66.3% PFF68.7(20位)

※プレイアクション比率:27.5%(10試合以上出場している選手では多い方から12位)

・パスを投げるまでの時間:2.75秒(短い方から8位)

・2.5秒以内に投げたパス:185/262 成功率70.6% PFF75.9(17位)

・QBの責任で受けたプレッシャー:7.5%(少ない方から3位)

これらのスタッツを見ると、プレイアクションを多用し素早いパスをつなぐOCクビアクのシステムにダーノルドが合致していたということがわかります。逆に言えば、ダーノルドの努力でクビアクのシステムに対応できた、とも言えます。それがスーパーボウル制覇につながったわけです。



※獲得した時にはスーパーボウル制覇までやれるとは思っていませんでした。

今後の課題も明らかです。プレッシャー下でのパスの成績がもう一つ良くないですね。昨季プレイオフにはフィックスできていたように思いますが、今季はさらに向上して、シーズン通してミスのないようにして欲しいですね。



※すべてを乗り越えて栄光を獲得したダーノルド。素晴らしかったですね。

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QBロックは、主に大量リードして試合が決まった時間に出て来て、ダーノルドを休ませる役割をしていました。こういう役割ですので、試合を壊さないようにパスはあまり投げず、ほぼRBにボールを渡すハンドオフマシーンでした(44スナップ中パスプレイは3)。試合中にはよくダーノルドらと話している場面を見ましたので、チームの結束に一役買っていたと思います。

QBミルローは、昨季前半、OCクビアクが企図したと思われるQB2人を入れた特殊なプレイに3スナップだけ出場しました。ただ、こういう中途半端な起用で本人も戸惑っていたのか、この攻撃は成功しませんでした。その結果、第6週からはエマージェンシー(緊急時の)第3QBとしての登録がほとんどになりました。ただそういう中でも、昨季スーパーボウルを制覇したことで、本人にとっては貴重な経験になったと思います。この経験を活かして、ダーノルドの次のQBを狙って欲しいです。

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次からは守備の振り返りへ移ります。個人的にはここからが一番やりたいと思っていたことです。














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