先発QBは、シーホークスがジーノ・スミス、ラムズはスタッフォード、シーホークスの先攻ではじまりました。
シーホークスが最初のドライブでFGを奪い、次のラムズの攻撃。ラン攻撃と短いパス攻撃を織り交ぜ、9分かけて16プレイ、75ヤード進まれ、最後はRBカイレン・ウィリアムズが飛び込んでタッチダウンを奪われます。
Kyren Williams finds the end zone for the Rams!
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しかしその次の攻撃でシーホークスもやり返します。6分半かけて12プレイ、75ヤード進んで、最後はWRメトカーフへのパスでタッチダウン。7-10とリードします。
This route by DK. 😮💨
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シーホークスはFGを追加し7-13。そのあとのラムズの攻撃、FGをシーホークスDTジャラン・リードがブロック!
🙅♂️ J Reed making the play on special teams!
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そのあとの攻撃のFGは残念ながらKマイヤーズが外しましたが、7-13とリードして前半を終えます。
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後半はラムズの攻撃から。最初のドライブでWRアトウェルへの40ヤードパスなどで進み、最後は再びRBウィリアムズが走り込んでタッチダウン。14-13と逆転されます。
Kyren Williams scores his second TD! Rams take the lead
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ここでRTルーカスが膝の怪我、LTクロスもつま先の怪我で下がります。これでシーホークスのオフェンスは全く進まなくなりました。攻撃はパントに終始します。
4Qに入り再びラムズに攻め込まれます。ランはある程度止まりますがパスがどんどん通ってしまいます。レッドゾーンで4thダウンまで粘りますが最後はRBエイカーズが走り込んでタッチダウン。24-13とされます。
Cam Akers touchdown on 4th and Goal! Rams take a 24-13 lead in Seattle
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このあともシーホークスのオフェンスは全く通らず、WRメトカーフやSディグズがイラついてトーンティングやアンネセサリーラフネスなど余計な反則を行う始末。ラムズにFG2本を追加され、30-13で敗北となりました。
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◆オフェンスは前半はまあまあ良かったが後半まったくダメ、ディフェンスはラン守備はまずまずだったがパス守備がまったくダメ
前半は7-13とリードしていました。開幕ドライブでラムズに9分かけて75ヤード進まれてタッチダウンを奪われていましたので、守備は頑張らないといけない、でも攻撃はタッチダウンも取れていて今季はまあまあかなあ、と、前半終了時点では思っていました。
しかし後半はひどい試合になりました。シーホークスの攻撃が全く通らなくなります。後半シーホークスが獲得したヤード数は、ドライブごとに5、10、2、-24、9。合計すると2ヤードしか進んでません。それも最後の9ヤードは試合が決まってからのものです。これはラムズ守備に完封されたと言っていいでしょう。ひどい攻撃です。サードダウン更新2-9というのもひどかったですね。
またシーホークスの守備も、試合全体で相手のランは92ヤードと100ヤード以内に抑えましたが、パスを334ヤードも獲得されました。これでは勝てません。今季の課題だったラン守備を重視しすぎてパス守備が疎かになってしまっていたと言わざるを得ないですね。さらに言えば、ラムズHCマクヴェイの戦略に完全にやられた、と言えると思います。ラムズQBスタッフォードは被サックなしとパスラッシュもほとんどかかりませんでした。
◆首脳陣が深く考えてチームの戦略・戦術を考え直さないと今季は勝てない
試合を見ていて、何かチームに特別おかしなことがあったわけではなく、普通にプレイしていてラムズに力負けしているように見えました。これは個別の選手の責任と言うよりも、チームの全体の戦略・戦術に問題があると言わざるを得ないと思います。展望にも書いたように選手層はラムズよりシーホークスの方が相当上です。さらにラムズはエースWRカップも不在でした。それでこれだけの敗北を喫すということは、チーム戦略に問題があると考えざるを得ないですね。
1試合だけで結論を出すのは早計ですが、71歳になったHCキャロルの考え方が古くなり、ラムズHCマクヴェイに対抗できなくなった、と言えるかもしれません。オフェンスにはラムズからOCウォルドロンを加入させて新しい戦術を、ディフェンスは3-4のファンジオ・ディフェンスを取り入れようとしていますが、現状ではうまく取り入れられていない、うまく行っていないように見えます。
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いつもはここで終わりですが、今回はここから長いです。
さすがに開幕戦での惨敗はショックでした。現地ファンは残り5分で帰り始めていたと言います。
4:57 left. Seahawks down 27-13 to the Rams. Many angry fans streaming for the exit tunnels in Seattle pic.twitter.com/L3kk8fEQwC
— Gregg Bell (@gbellseattle) September 10, 2023
どうしてこんな大敗をしたのか。まず指摘されているのは、QBスタッフォードのパスコースです。
NFL NEXT GEN STATSより引用します。

真ん中の中距離、DBとDLの中間に集中しています。LBやニッケルバックが狙われている格好ですね。シーホークスは試合途中からワグナー、ブルックスにブッシュを加えたLB3人のフォーメーションも使っていましたが、ラン守備を重視しすぎてそこを逆手に取られた格好です。
比較としてQBジーノ・スミスの同じ表を載せておきます。

こちらは戦術など関係なく、まったく進んでない、というチャートです。
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次にPFFのデータを掲載します。有料サービスですので普段はそのままでの掲載はしませんが、今回は特別に。(▼クリック/タップすると画像を別窓で開きます。)
◆開幕戦、シーホークスのオフェンス選手のグレード

オフェンスで良かったのはTEディズリー。確かに好レシーブがありました。とはいえ2キャッチ17ヤード獲得です。RBダラスやRBウォーカーも70点で平均以上の活躍をしていました。ラン攻撃では試合全体で85ヤード獲得していて、前半はかなり通っていました。
特に注目すべきなのはOLのパスブロック(PBLK)です。LTクロスが87.9、RTルーカスが76.2と高得点でしたが、3Qに怪我で二人とも下がってしまいました。代わりに入ったLTフォーサイスは75.1と頑張ってはいますがクロス未満、RTカーハンは53.0と平均(60点)以下です。後半の攻撃がうまく行かなかった理由はここが大きいでしょう。
◆開幕戦、シーホークスのディフェンス選手のグレード

オフェンスは怪我人が出たのである程度原因を特定できますが、深刻なのはディフェンスです。PFFで見ると良かったのはOLBヌウォスですが、見ていてパスラッシュ(PRSH)がかかったようには見えませんでした。PFFの評価を見てもラン守備(RDEF)で気を吐いているように見えます。ILBワグナーもラン守備は90点台と素晴らしいですが、パスのカバレッジ(COV)は47.2と低いです。
パス守備がひどかったので、右側にある「COVERAGE」の列に注目します。ILBを見ると、ワグナーはラムズに4/4でパスを通されています。ブルックスも2/2です。途中から出てきたブッシュは1/3と比較的守れています。
パス守備の本職はCBです。こちらも見てみると、ニッケルバックに入ったCBブライアントが7/10 64ヤード PFFのカバレッジの評価(COV)35.7と狙われていますね。LCBブラウンは3/4 72ヤード、COV 50.5とこちらも低いです。またSSラヴも4/6 63ヤード、COV 32.5と非常に低い評価になっています。RCBウーレンが64.6とまずまずなだけに、それ以外を狙われています。
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上に挙げたQBスタッフォードのチャートと一緒に考えると、マクヴェイは「シーホークスの守備はDLとDBの間(アンダーニース)へのパス攻撃が弱点」と見抜いて、集中してそれを狙って行ったんだと思います。このシーホークス守備の弱点は以前から言われていたことではありましたが、ラン守備のひどさに隠れていたかもしれません。今オフも主にラン守備を重点に置いた補強(LBワグナーやSSラヴ)をしていて、パス守備もCBウィザースプーンの加入で補強したと思われていましたが開幕戦は欠場、CBウーレン以外を狙えば勝てる、と踏まれたのでしょう。
ただ、それに対応できないシーホークス守備陣も柔軟性がないなあと思いますが…。
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チームの規律については論外ですので特にコメントはしません。
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では今後シーホークスはどうすれば良いのか。オフェンスは前半はまずまず良かったですので、LTクロスとRTルーカスが怪我から戻って来ること、控えのフォーサイスとカーハンのレベルアップ、ここですね。オフェンスに関しては現状ではそこまで深刻に考える必要はないと思います。
ディフェンスは、難しいですね。CBウィザースプーンが出場できれば起爆剤になるかもしれませんが、キャンプでもハムストリングの怪我で満足に練習できておらず、最初から活躍するのは難しいように思います。CBウーレンの反対側を担えるレベルのベテランCBを加入させることも視野に入れた方がいいかもしれません。Sアダムズももう少しかかりそうですし。
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長くなりました。最後に怪我人の情報です。RTルーカスが膝の怪我、LTクロスもつま先の怪我で後半下がりました。
#Seahawks starting LT Charles Cross leaves field on the back of a cart with an injury, apparently to his right foot.
— Gregg Bell (@gbellseattle) September 10, 2023
RT Abe Lucas already out that last drive with a knee injury @thenewstribune pic.twitter.com/ADhVKQXIc1
クロスは来週どうかはまだわからない、ルーカスは古傷ということでこちらもどうなるかはまだわからないようです。来週の試合の展望で経過をまた書きたいと思います。
同じく途中で下がったWRロケットは脳震盪ということで、プロトコルをクリアできれば来週出場できそうです。
今週欠場したCBウィザースプーンは来週出場できるかもしれないとのこと。デビュー戦を期待したいですね。
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来週は敵地フォード・フィールドでデトロイト・ライオンズ戦です。ライオンズは開幕戦で昨季のスーパーボウル覇者チーフスを破ってチームは乗っています。さらにホーム開幕戦です。シーホークスは上に長々と書いたようにチームのモメンタムは今最低でしょう。さらに昨季ライオンズのおかげでシーホークスはプレイオフに進出できたという恩もあります。勝つのは非常に厳しいと思いますが、首脳陣はなんとかチームをアジャストしていい勝負に持ち込んで欲しいですね。
いつもありがとうございます。
いや~完敗でしたね。くっぴーさんの見立て通り、ラムズのマクベイ含むコーチ陣の勝利ですね。
おしゃる通り、ディフェンス・ラインの裏を狙われた結果でしたね。
対策ですよね、①パスラッシュの強化 ②LBのパスディフェンス強化 ③キャッチ後のゲインを止める
・現実的には③かな?と思いますがどうですか?
・今後の対戦相手はラムズと同じ戦術を使ってくると思います。
・ポジティブに考えると、開幕戦で課題が見えたと思います。(思いたい?)
昨年のような終盤に向け勝てるチームを構築するよう期待します。