今週は敵地フォード・フィールドでデトロイト・ライオンズ戦です。まずはシーホークスの選手の異動からお伝えします。

先週の開幕ラムズ戦でLTクロス、RTルーカスの両タックルが怪我で下がりました。二人の怪我はかなり重いようで、RTルーカスは故障者リスト(IR)入りし、4試合は出場できなくなりました。LTクロスも今週の出場は不可となり、シーホークスはOLの補強に走りました。

そこでまず獲得したのが、41歳の大ベテラン、ジェイソン・ピータースです。



ピータースと言えば、ビルズ→イーグルスの名LTです。プロボウル9回選出、オールプロファーストチーム2回、セカンドチーム4回選出、プレイヤーやコーチが選ぶ2010年代ベストチームにも入っています。ただ、その名選手の彼ももう41歳、選手生活は最終盤に入っています。

昨季はダラス・カウボーイズでプレイしましたが、出場スナップは235(約20%)にとどまり、ここ数年はPFFの評価も70点前後と平均よりやや良いレベルの選手になっています。しかしそれでも、シーホークスの控えタックル、フォーサイスやカーハンよりはまだ上でしょう。ベテランの力に期待したいですね。(ただし、今週の出場には間に合わない模様です。)

シーホークスはさらに、バッカニアーズの練習選手枠(PS)からドラフト外新人のOLオニールを、同じくレイダースの練習選手枠(PS)からドラフト外新人のOLカーティスをロースターへ引き抜いています。(練習選手枠からロースターへは特に補償なく引き抜くことができます。)

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それではライオンズ戦の展望です。ライオンズは開幕戦で昨季のスーパーボウル覇者チーフスを破って勢いに乗っている状態でホーム開幕戦を迎えます。一方のシーホークスは事前予想で圧倒的有利だった開幕ラムズ戦に完敗。モメンタムでは完全にライオンズ有利なだけに、厳しい戦いが強いられます。

昨季のライオンズは、攻撃は好調でしたが守備は与えたヤード数がNFLで最も多い不振でした。シーホークスと似たような課題を持ったチームです。そこでチームはDB強化に動き、イーグルスからガードナー-ジョンソン(CJGJ)、スティーラーズからサットン、49ナーズからモズリーを加入させました。フロントセブンには昨年ドラフト全体2位のDEハッチンソンや昨季140スナップで8サックを挙げたOLBヒューストンらタレントがいますので、DBを優先した格好です。

まず今季の両チームの勝敗です。

シーホークスライオンズ
0勝1敗
1勝0敗

今週は攻守のスタッツの代わりに先週のライオンズvsチーフスの試合を紹介します。NFL全体の開幕戦でしたので私も見ましたが、QBゴフは22/35 253ヤード1TD。正確なクオーターバッキングをしていて、リーダーシップも取っており、ラムズ時代とは変わったなと感じました。昔の印象で見ていてはダメだと思います。

オフェンスではRBモンゴメリが74ヤード、RBギブズが42ヤード。昨季からRBジャマール・ウィリアムズが抜けましたが、それを感じさせないラン攻撃でした。パス攻撃はやはりWRアモン-ラー・セントブラウンですね。71ヤード1TDでチームを引っ張っていました。そして良かったのが元ラムズのWRジョシュ・レイノルズ。80ヤード獲得と同じくラムズ出身のゴフとホットラインを築いていました。

ディフェンスではやはり昨年のドラフト全体2位、2年目のDEハッチンソンが3QBヒットと活躍。後半に入ってルーキーCBブランチがインターセプトからピック6を決めてチームに勢いを付けました。やはりビッグプレイはチームのモメンタムが変わりますね。チーフスはTEケルシーとDTクリス・ジョーンズがいなかったとはいえ、ライオンズは敵地で大金星を挙げて勢いに乗っています。

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両チームの戦力です。ポジションは基本的にESPNのデプスチャート(SEA/DET)に拠っています。Qは怪我のため出場可能性50%、Dは出場可能性25%、OUTは怪我のため欠場です。インジュリー・レポート(怪我人一覧)はこちら。

アルファベットは今季のPFFの評価、Sは100-90、Aは90-80、Bは80-70、Cは70-60、Dは60-50、Eは50-40、Fは40未満です。青太字はルーキー、赤は今季加入の新戦力です。



シーホークス ライオンズ
攻撃 選手 PFF 選手 PFF
QB G.スミス
ロック
D+
-
ゴフ
ブリッジウォーター
フッカー
B+
-
-
RB ウォーカー
ダラス
シャーボネイ

B
B

E+
モンゴメリ
ギブス
C.レイノルズ
D+
B+
C
WR メトカーフ
C セントブラウン
レイモンド
C+
C+
WR ロケット
D+ J.レイノルズ
グリーン
B
-
WR
スミス-ニジグバ
トンプソン
ボーボ

D
D+
D+
ジョーンズJr.
F+
TE ファント
ディズリー
パーキンソン
D+
A+
B
ラポータ
ライト
ミッチェル
C+
F+
-
FB ベロア
- キャビンダ D
LT クロスOUT
フォーサイス
オニール
C+
C+
-
デッカーOUT
ネルソン
アウォシカ
C+
C
-
LG ルイス
ブラッドフォード
E
-
ジャクソン
ソースダル
C
-
C E.ブラウン
オルワティミ
C
-
ラグノウ
グラスゴー
B+
-
RG ヘインズ
B.ブラウン
C
-
ヴァイタイ
A+
RT カーハン
カーティス
C+
-
セウェル B+
守備 選手 PFF 選手 PFF
LDE D.ジョーンズ
モリスOUT
D
C
ハッチンソン
パスカルIR
C+
B
NT
LDT
J.リード
C.ヤング

D+
C
マクニール
コミンスキー
B+
C
RDE
RDT
エドワーズ
M.アダムズ
C+
D+
B.ジョーンズ
バグズ
マーティン
C
-
-
RDE
-- ハリス
オンズリケ
R.オクワラ
B
C
-
WLB
マフェQ
テイラー
スミス
C
D
-
キャンベル
ピットマン
D
-
LILB
MLB
ワグナー
ラティガン
トーマス
B
-
-
アンザローン
ロドリゲス
リーヴス-メイビン
C
F
-
RILB ブルックス
D.ブッシュQ

D+
C+
--
SLB ヌウォス
ホール
B+
F+
バーンズ
ヒューストン
B+
C
LCB M.ジャクソン ウィザースプーン ケリー D
-
-
サットン
ブランチ
ドーシーIR
ルーカス
D+
C+
-
-
SS ラヴ
リード
J.アダムズOUT
E+
-
-
K.ジョセフ
ウォーカー
C
-
FS ディグズ
ブライアント
F+
F+
ガードナー-ジョンソン
メリフォンウ
B
-
RCB
ウーレン T.ブラウン バーンズ C+
E
C
ジェイコブズ
モズリーOUT
ギルモア
C+
-
-
ST ロースター PFF ロースター PFF
K マイヤーズ E+ パターソンC
P ディクソン B フォックス D+
LS ストール - デイリー -
PR ダラス
スミス-ニジグバ
- レイモンド -
KR ダラス
T.ブラウン
- ドーシー
レイモンド
-


◆怪我人など

シーホークス
は、まず上に書いたようにTルーカスが故障者リストへ移動しました。欠場はTクロス、DEモリス、Sアダムズです。Sアダムズは今週の練習には参加しているので、来週は出場できそうです。全体5位ルーキーCBウィザースプーンは今週出場できそうです。デビュー戦となります。

ライオンズ
は、CBドーシーとCBモズリーが欠場です。Tデッカーがダウトフル(欠場75%)となっています。※デッカーは欠場に、DLパスカルとCBドーシーは故障者リスト(IR)入りしました。

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◆弱点が明らかになったシーホークスは勢いに乗るライオンズに対抗できるか?

上に書いたようにライオンズはノリに乗っており、一方のシーホークスは開幕戦に負けてどん底の状態ですので、シーホークスは相当な努力をしないとライオンズに勝てないでしょう。さらに開幕戦でシーホークス守備はDLの裏、アンダーニースのパスに弱いという守備の弱点があらわになってしまいました。ライオンズは必ずこれを狙ってきます。シーホークスは1週間でこの弱点への対策を立てることができているか、ここが鍵になります。

また、シーホークスは両タックルが痛んでしまいました。代役はおそらくスタートは控えTのフォーサイスとカーハン、そのあと今週獲得したドラフト外新人やもし間に合えば大ベテランのピータースが出て来るのではないかと思いますが、このOLが機能するのかどうか。ライオンズはハッチンソンらDLも強力ですので、OLが機能しない場合は先週ラムズ戦の後半のような攻撃の沈黙につながってしまいます。ここも注目です。

◆QBゴフはラムズ時代とは一変して安定感十分、しかしシーホークスはやはりプレッシャーをかけて行きたい

QBゴフは現在パス359回連続インターセプトなしを記録中です(NFL記録はアーロン・ロジャースの402回)。ラムズ時代とは違い安定感が増し、自信を持ってプレイし、チームを引っ張っています。以前のゴフだと思ってはいけません。シーホークスはどうやって彼を崩すか。やはりパスラッシュでプレッシャーをかけていくしかないでしょう。

先週のシーホークス守備はラムズQBスタッフォードへのプレッシャーがほとんどかからず、彼のいいようにやられてしまいました。どうもシーホークスの守備は、前ではそれなりにプレッシャーをかけていれば、パスは強力なDB陣が守ってくれると思っていたように思いますが、アンダーニースやミドルレンジのパスを投げられるとガバガバだということがわかってしまいました。なら、やはりDLらが前でプレッシャーを十分かけるべきではないでしょうか。OLBヌウォス、テイラー、マフェとタレントはいますから、彼らにもっとプレッシャーをかけてもらうべきです。ただしライオンズのOLは堅いですのでそれを突き抜けなければなりませんが。

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HCキャロルは先週の試合終盤にひどい反則をしたWRメトカーフと長い話をしたそうです。



メトカーフももう5年目ですから、こういうことはなくして欲しいものです。

また、LBワグナーは、今週の練習開始前に選手たちに対して気合いを入れたそうです。



今のシーホークスの強さは、個々の選手のプレイよりは、やはり選手全体の団結力にあると思います。これでチームが自信を取り戻してくれると良いですが。

今週の試合はアウェイです。デトロイトのファンの雰囲気はすごいです。シーホークスは気圧されないようにしなければなりません。昨季のライオンズ戦は激しい点の取り合いになりました。こうなると今のモメンタムではシーホークスが不利になると思いますので、ある程度の点には抑えたいところです。

試合は9/18(月)朝2時からです。私はさすがに2時には起きれなさそうなので、起きた時から見ると思います。下馬評は圧倒的に不利ですが、なんとか接戦に持ち込んで最後ハナ差で勝てると良いと思いますがどうでしょうか。GO!HAWKS!!