ジャイアンツをホームに迎えての第5週、開幕ドライブでシーホークスはジャイアンツの両サイドを使った攻撃で攻め込まれますが、4th&GoalでジャイアンツRBグレイがファンブルしたボールをSジェンキンスが拾ってそのまま101ヤード走ってタッチダウン!いきなりビッグプレイが出ます。



しかし2Qに入りジャイアンツWRロビンソンへのパスでタッチダウンを返され7-7。



ジャイアンツにFGを追加され10-7とされますが、前半終了間際になんとかFGを返し10-10の同点で前半終了です。



どうもこの日のシーホークスは攻撃も守備も良くありません。WRメトカーフが今週もボールをファンブル、ジャイアンツに奪われてしまいます。そのドライブでQBジョーンズからWRスレイトンへの30ヤードパスでタッチダウンを追加され、17-10と再びリードされます。



FGを2本追加したジャイアンツに対し、シーホークスは残り6分からなんとかWRスミス-インジグバへのパスでタッチダウンを返し23-20と迫ります。



さらに守備が粘って残り2分で攻撃権を奪い、残り1分弱で同点となるFGのチャンスを得ますが、ジャイアンツSシモンズがこれをブロック、そのままタッチダウンとされてしまいます。



これで万事休す。シーホークスは29-20で2連敗となりました。



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今週はジャイアンツに怪我人が多く、シーホークスは確実に勝てると思っていただけに、この結果は大変残念でした。今季はプレイオフに行けるかと思っていましたが、これでは疑問符を付けざるを得ません。

◆表面上の敗北の原因は怪我人の多さによる守備の不振やOLの弱さ、WRメトカーフのファンブルやスペシャルチームのミスだが、本当の原因はもっと深いところにありそう

この日のシーホークスは攻守ともに不振でした。PFFの評価では、攻撃はこれまでで最低の63.2ポイント、守備は先週に次いで悪い60.2ポイントでした。特に守備はひどいもので、WRネイバーズ、RBシングレタリー抜きのジャイアンツに、パスは245ヤード、ランは175ヤード、合計420ヤードも与えてしまいました。ちょっとひどいですね。

なぜこんなことになったのか。守備については、メンバーに怪我人が多いことが理由として挙げられます。この日はOLBヌウォスが復帰しましたが、20スナップ出たところで再び怪我で下がってしまいました。またOLBマフェも欠場、OLBホールも怪我で途中退場、RCBウーレンも怪我で途中から下がり、代わりに出ていたDTアダムズやDEモリス、OLBギプソン、そして特にCBブラウンのパフォーマンスが良くありませんでした。

攻撃陣についても、相手に7サックも許してしまったOLの弱さや、今週も起こってしまったWRメトカーフのファンブル、4QのブロックされたFGを蹴る前のWRスミス-インジグバのパス落球など、普段の精彩を欠いていました。さらにスペシャルチームもFGをブロックされるなど良くありませんでした。悪い状態がチーム全体にこれだけ重なっていると、これは個々の選手の問題というよりは、チーム全体として問題があったのではないかと考えてしまいます。

◆控えメンバーが出場した時の意思疎通、試合間隔が短い時の過ごし方、コーチ陣の戦術など解決すべき問題は多いが、ただ新HCなので最初からそうそう上手くは行かないだろう

まず、怪我人が出た時に、正メンバーと控えメンバーとのプレイ内容の差が大きいと感じます。フルメンバーならHCマクドナルドの戦術を十分反映できているように思いますが、一部が控えメンバーになった時にそれがガタ落ちしているように見えます。まあある程度は仕方ないと思いますが、マクドナルドの戦術は規律やコミュニケーションが非常に重要だと言うことですので、キャンプから控えメンバーを含めた全チームの戦術や意志の統一が取れていたか、そのあたりが問われるでしょう。

あと、最近守備のタックルミスが多くなっています。今季のタックルミスの数の推移は次の通りです。

第1週 11個 (69スナップ) 1スナップあたり 0.159 のミスタックル
第2週 7個 (68スナップ) 1スナップあたり 0.103 のミスタックル
第3週 4個 (61スナップ) 1スナップあたり 0.065 のミスタックル
第4週 7個 (52スナップ) 1スナップあたり 0.135 のミスタックル
第5週 11個 (72スナップ) 1スナップあたり 0.153 のミスタックル

これは想像ですが、選手に疲れがたまっているのではないでしょうか。先週から今週は試合間隔が短かったですし、HCマクドナルドの守備戦術はすごく体力を使うと思います。また、今までの冗談の通じたHCキャロルに慣れている選手たちの中には、マクドナルドの生真面目さにもしかしたらちょっと辟易としている選手もいるかもしれません。ただ、これらは新HCが必ず乗り越えなければならない壁だと思います。次の試合は木曜日ということで、さらに試合間隔が短くなります。そういう疲労が蓄積している時にHCとして選手をどう鼓舞していくか、それを学ぶ良い機会なのではないでしょうか。

あと、攻撃側の戦術として問題だと言われているのは、攻撃のランパス比率です。今週はパス40、ラン11、パスの比率は78%にも達しています。これでは相手が守りやすいでしょう。シーホークスは今季のパス比率がNFLトップになりました。パスが多いのはOCグラブのカレッジ時代からの傾向ですが、それで得点が十分取れるのなら良いですが、それができないのなら、ランをもっと混ぜていくことも考えていくべきでしょう。幸いシーホークスにはRBウォーカー、RBシャーボネイらタレントがいます。

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※NextGenStatsより、今週のRBウォーカーのチャートです。全然走ってないですね。パスは7回受けていました。

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今週の結果は厳しいものでしたが、ただ、HCキャロル時代にも勢いのある時にエアーポケットに入ったように弱い相手に負けることがあったので、HCマクドナルドになってもその傾向は残っているのかな、とも思いました。NFC西地区は今週ラムズが負け、49ナーズがカーディナルスに負けたので、シーホークスは西地区首位を維持しています。そして次の相手は地区内のライバル、現在地区2位タイの49ナーズです。サーズデーナイトフットボールということで短い休みで試合に突入しますが、HCマクドナルド以下コーチ陣、そして選手たちは、心を切り替えて、できるだけ体調や戦術を整えて、ぜひ49ナーズに勝って欲しいですね。49ナーズもRBマキャフリーの不在で攻撃力が落ちています。勝機は十分あります。