敵地でのライオンズ戦、ライオンズはさっそくRBモンゴメリのランで先制します。そのあとシーホークスの攻撃で、WRメトカーフがライオンズLBキャンベルにボールをファンブルさせられてしまいます。



ライオンズRBギブズにTDを追加され0-14。シーホークスはファーストダウンを更新するRBウォーカーのすごいプレイや





ラテラルパス(横へのパス)を使って食い下がりますが、



前半は7-21と2ポゼッション差でリードされて終了です。



後半もシーホークスはなかなかペースがつかみきれず、ルーキーTEバーナーの初TDも出ますが、



ここぞという時にライオンズ守備に止められて得点できず。一方のライオンズにはWRセントブラウンからQBゴフへ投げるタッチダウンパス(この手のプレイは52回スーパーボウルのフィリースペシャルになぞらえてライオンズスペシャルと言われます)も飛び出します。



残り2分になってシーホークス守備がライオンズからセイフティを奪って29-42まで粘りますが、そこまで。シーホークスは今季初の敗北となりました。



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結果としては最初のWRメトカーフのファンブルが最後まで響いて、そのままライオンズに押し切られた格好ですが、シーホークスは強豪相手でも十分戦える実力を示し、悲観するような負け方ではなかったと思います。

◆QBゴフにNFL史上初のパス成功率100%を献上、結果として故障者の多い今週のシーホークスDLではプレッシャーが足りなかった

ライオンズQBゴフには3サックを浴びせましたが、今のゴフはラムズ時代の彼とは違います。シーホークスDLは、怪我人が多いとはいえPFFで63.7と平均以上のパスラッシュを加えていましたが、QBゴフは強い精神力でパスを投げ続け、18/18と史上初のパス成功率100%(パス11回以上)、292ヤード獲得2TDレーティング155.8、PFF80.9と素晴らしいプレイをしました。

これは、QBゴフだけでなく、正センターのラグノウを欠いても素晴らしいパフォーマンスだったライオンズのOLの頑張りもあるかと思います。ただやはり、控えメンバーの多いシーホークスDLのプレッシャーが不足していたのも事実だと思います。逆に言えば、DLに怪我人がないフルメンバーなら、もっとQBゴフの失敗を誘えたでしょう。

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※NextGenStatsより、18/18、100%の成功率を記録したQBゴフのパスコースです。不本意な経緯でラムズからライオンズに移ったゴフですが、ライオンズで大きな成長を遂げています。彼がパス成功率100%を決めるのは、ラムズ時代を見ていると考えられないことですね。

この試合ではDLウィリアムズ、DTマーフィー、OLBマフェが欠場していましたが、PFFでポジションの統計を見ると、ウィリアムズ、マーフィーの代わりにDTアダムズ(PFF:74.4)やNTハンキンス(PFF:57.7)の出番が増え、マフェの代わりにOLBバウザー(PFF:55.3)の出番が増えています。代役はDTアダムズ以外はややポイントが低くなっていますね。DLのスターターで残っていたOLBホール(PFF:76.6)やDTリード(PFF:76.1)は頑張っています。やはり控えメンバーが多い分普段よりプレッシャーがかかっていなかったのでしょう。

PFFの個々の選手の評価では、MLBドッドソンが46.7、SSジェンキンスが47.2、CBウーレンが54.8と、MLBやDBの選手の評価が低くなっています。まあ相手のパス成功率が100%ですからそうなるのかもしれませんが、途中で司令塔のFSラヴが下がったこともあって、DB陣がやや不振だったのかもしれません。私が見た感じだとCBウィザースプーンが良くないなと思ったのですが、PFFでは72.5と悪くない評価でした(ただタックルの評価が低く、パスラッシュの評価が高かったです)。

◆シーホークスのパス攻撃は十分素晴らしく、シーホークスOLはDEハッチンソンらに対しまずまずプロテクトできていたと言えるが、ラン攻撃はもう少し多めで良かった

ライオンズDEハッチンソンは、PFFではQBに15回ものプレッシャーを与えポイント91.2と非常に高い評価でしたが、スタッツとしてはタックルなし3QBヒットのみと、シーホークスOLは彼をかなり抑えられていたように思います。問題だったRGは今週ブラッドフォード(54スナップ、PFF:44.7)とヘインズ(36スナップ、PFF:61.8)でローテーションをしていましたが、DEハッチンソンと対峙したRTフォーサイス(PFF:28.4)も含め、OLは現状のメンバーでは十分よくやったと思います。

QBジーノ・スミスはこの試合で実に56回のパスを投げ、38回成功で成功率68%、395ヤード獲得1TD1INT。下のチャートを見ると、本当に良く頑張ったな、と頭が下がる思いです。

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※NextGenStatsより。本当に良く投げています。OCショッテンハイマー時代の”Let Russ Cook”を思い出しました。

この試合では、パスが56回、ランが19回。ライオンズはパス守備にやや不安があるとはいえ、パス比率75%はさすがにちょっと多すぎかと思います。パス偏重はOCグラブのカレッジ時代からの傾向ですが、この日はRBウォーカーも素晴らしい動きをしていましたし、もう少しランを使っても良かった気がします。ただ、この試合では、タイムポゼッション(使った時間)はライオンズより上でした。昨季は時間が使えないという問題がありましたので、ここは改善しています。

あと、上に書きましたが、結局は最初のメトカーフのファンブルが最後まで響きました。メトカーフのファンブルも最近は少なくなっていますが、もうベテランですから完全になくして欲しいところですね。ミスはやはり命取りになります。

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これでシーホークスは3勝1敗となりましたが、決して悲観するような負け方ではなく、強豪相手でも十分戦えることを示した戦いだったと思います。その証拠に、負けてもパワーランキングではあまり下がっていません(NFL公式では11位維持、ESPNでは4位から6位ですが4位が上げ過ぎだった気がします)。

次の山は再来週の49ナーズ戦です。まずは来週のジャイアンツ戦(現在1勝3敗)をきっちり勝ち切ることが重要かと思います。そのためにはまず怪我人が戻って来ることですね。今週もSラヴが途中で下がりましたが、今のチームに怖いのはやはり怪我だと思います。フルメンバーなら今の49ナーズ相手でも十分戦えるでしょう。怪我人情報を含め、今後も注目です。