このブログには基本的にシーホークスのことしか書かないつもりですが、今回のことは書かないといけないなと思いました。




デンバー・ブロンコスはレギュラーシーズン残り2試合で、正QBだったラッセル・ウィルソンを控えに下げ、控えQBスティダムで戦うことを宣言しました。

ブロンコスは現在7勝8敗、目下2連敗中とはいえ、まだプレイオフ進出への可能性を5%程度残しています。その中でどうしてこんなことになってしまったのか。

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まずは、キャップ(年俸)の問題です。報道によれば、QBウィルソンがもし今後怪我をして来年3月の身体検査が通らなかった場合、2025年の年俸$37Mが保証されるとのこと。これでは今オフのラッセル・ウィルソンとの契約の再構築やトレード、解雇が難しくなってしまいます。これが一番の理由のようです。

ただ普通は、2028年まで契約している正QBに現状で怪我がないなら、このような契約があってもチームは正QBで継続して戦うものです。今の時点で控えQBに変える選択をするということは、もう正QBを諦めるということでしょう。おそらくQBラッセル・ウィルソンはこのオフにブロンコスから解雇されます。



上の記事やこちらによれば、QBウィルソンは10月29日にチーフスにブロンコスが17試合ぶりに勝った試合の後で、この怪我による年俸保証の条項を修正するようチームから要請されており、歴史的な勝利を挙げた試合のあとだけにQBウィルソンは大きなショックを受けたということ。ただこの話が本当かどうかはわかりません(※かなり有力な筋からもこの話が出て来ました)。

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どちらにせよ、ブロンコスはQBウィルソンと袂を分かつ決定をしたように思われます。OverTheCapによれば、来年の3月にウィルソンを解雇すれば2024年に$85Mという巨額のデッドキャップ(その年に使えない年俸額)が発生します。しかし、ESPNが報じているように、QBウィルソンをpost-June1 designation(前もって指定しておけばチームで2人だけ6月以降に解雇する扱いにできる)に指定すれば、2024年に$35.4M、2025年に$49.6Mとキャップへのダメージをある程度緩和できます。QBウィルソンを解雇するのであればおそらくこの方策を取るでしょう。

ただ、それでも大きなデッドキャップですね。シーホークスが2022年にラッセル・ウィルソンをトレードした時のデッドキャップは非常に大きい(過去2番目の大きさ)と言われていましたが、それでも$26Mです。チーム全体のキャップが年々増加しているとは言え、$50M近いデッドキャップを受け入れて解雇、リリースするというのは、相当なことだと思います。

これを実行するということは、QBウィルソンとHCショーン・ペイトンとの信頼関係が完全に崩れていると言わざるを得ません。思えば、QBウィルソンとHCショーン・ペイトンとは不和が噂されていました。



この記事は先週のライオンズ戦でHCショーン・ペイトンがQBウィルソンを叱っているように見えたことを受けてのものですが、うまく行っていればこんなことは言いませんよね。HCショーン・ペイトンとは9月にもプレイコール表が書いてあるリストバンドを付けるかどうかでいさかいがあったようです。

この問題はシーホークス時代にもあったと、以前HCキャロルは話しています。こうなると、どうもこれは、QBウィルソンの頑固なメンタリティにも問題があるようにも思えます。ファンとしてはそうは思いたくないんですけどね。

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今季のラッセル・ウィルソンは、5勝12敗で終わった昨季ブロンコス初年よりは良いプレイをしていたように思います。ただ、シーホークス時代よりはやはり落ちていると思いました。特にボールセキュリティ、危機管理の面で、以前なら相手を躱すか諦めてダウンしていたと思われるプレイで、ボールを持ち続けてファンブルをしてしまう場面が目立ったように思います。

PFFの評価を見ても、今季は昨季より良いものの、シーホークス最終年よりちょっと良いぐらいの評価です(画像をタップすると別窓で開きます)。

pff

こういう精彩のないプレイだけでなく、HCの心象も悪くするようでは、いくらフランチャイズQBと言ってもリリースもやむを得ないと言えるかもしれません。

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まだリリースされると決まったわけではないですが、おそらくほぼ確実に今季後リリースされるでしょう。トレードという可能性もゼロではありませんが、この年俸の大きさやパフォーマンス、メンタリティでは、トレードで獲ってくれるチームもないでしょう。

リリースされたあと無制限フリーエージェントとなって、獲得するチームはあるのかどうか。年俸をこれまでより切り下げれば正QBで獲ってくれるチームはあるでしょうが、上位チームは厳しいかと思います。シーホークスはGMシュナイダー、HCキャロルのうちは手を出さないでしょう。彼の将来がどうなるかわかりませんが、今後に幸あらんことを願うばかりです。



「神様がついている、次が楽しみだよ」