まずは試合経過からです。

前半はシーホークスペースでした。2Qから試合が動き始め、まずはQBウィルソンの美しいパスから、WRロケットが相手守備を抜いて技ありのタッチダウン。


そのあとRBカーソンが押し込んでタッチダウン。



そして前半終了前にはカーソンがもう一本TDを押し込んで、前半は9-24で大きくリード。このまま行くかと思ったのですが・・・。

後半、まずタイタンズRBヘンリーに9ヤードを走りこまれTD、16-24。

4Qに入り、WRスウェインがワイドオープンでした。一気にタッチダウン。16-30。


しかしこのあとすぐ、ついにRBヘンリーに一気に突き抜けられます。60ヤードTDラン。23-30。


そして残り0:29でヘンリーが再び押し込んでTD。エクストラポイントも決まってここで30-30の同点になります。このままオーバータイム(OT)へ突入。


タイタンズがOT最初の攻撃権を握りました(タッチダウンで勝利)が、そこはシーホークス守備陣が抑え、シーホークスも攻撃権を得ることができました(以下はとにかく得点すれば勝利)が、セイフティで試合を決められかけるなど攻撃が振るわず敢えなくパントに終わり、そのあとのタイタンズの攻撃でFGを奪われ、33-30で敗北となりました。


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前回のブログでも書いたように、十分勝てると思っていただけに大変残念な敗北でした。NFC西地区はシーホークスのみ負けて、現状で地区最下位です。負けた理由は攻撃・守備・スペシャルチームそれぞれにあると思います。

◆QBラッセル・ウィルソンのパスの偏り

NFLの次世代スタッツサイトより、上が第1週でのパスチャート、下は第2週のパスチャートです。緑はコンプリート、白はインコンプリート、青はタッチダウンのパスです。





2週目の方が明らかに両端に偏っていますね。これは以前から言われていることですが、ラッセル・ウィルソンは身長が低めなこともあってか、真ん中への短めのパスが少ないです。(一応比較のために、第1週のチーフスQBマホームズのパスチャートはこちら。ばらけてますね。)それだと守る側も守りやすいですから、もっと真ん中の短めのパスを増やすか、それとも他の対応策を考えるか、です。そのあたりを新OCウォルドロンも期待されていたのだと思います。

そして、その解決策は、ドラフト2巡WR、ディー・エスクリッジだったのだと私は思います。彼も身長は低めですが、身体能力が高く、小回りが利きかつランアフターキャッチも期待できます。第1週ではエスクリッジが出場していてこの対応が機能していたように思いますが、第2週はエスクリッジは欠場していましたので機能しませんでした。

ただ、エスクリッジがいないとしても、TEエヴェレットやディズリー、RBカーソンやホーマーもレシーブできます。彼らをもっと使うべきだったのではないか、とも思います。スタッツを見ると、ホーマーが2レシーブ、エヴェレットが1レシーブです。エヴェレットのレシーブはもう少し増えてもいいと思います。以前からウィルソンはTEの使い方が上手くないとも言われていますね。

◆若さから来るペナルティの多さ

この試合、シーホークスはペナルティがとにかく多すぎました。タイタンズ5に対してシーホークスは10、それも今季からルールが変わったトーンティングやアンネセサリーラフネスなど、余計なペナルティが多かったように思います。久しぶりに観客を一杯に入れたホーム開幕戦ということで、特に若い選手たちは興奮してしまったのだと思いますが、それで敗北してしまうのは大変もったいないことです。これは特にコーチ陣がなんとかしないといけない問題ですね。自身も反省していますが、HCキャロルも70歳になりましたから、選手の精神的なマネジメントをもっと期待したいです。

この試合では特にDK.メトカーフのイラつきが目立ちました。ペナルティも多く、オフサイドやオフェンシブパスインターフェアなど、しなくてもいい反則をしていました。それだけでなくパスレシーブも不調で、QBウィルソンの球筋さえ見えていないようなプレイも見受けられました。どうも、複雑で緻密な戦略が求められるOCウォルドロンに、メトカーフのプレイスタイルがマッチしていないのではないか、ということが言われています。しかしそれで不貞腐れているようではプロではないですし、ウォルドロン側もそれならメトカーフを活かすよう歩み寄って行くべきです。今後のメトカーフには注目して行きたいところですね。

◆守備陣の層の薄さ、経験の浅さ

前回の試合前のブログではRBヘンリーは十分止められるだろうと話しましたが、結局ヘンリーを止められたのはこの試合でフランチャイズレコードの20タックル(!)を決めたLBボビー・ワグナーだけでした。DB陣にあの体格のヘンリーを止めろというのはやや酷ですが、バートン、ブルックスら若手LB陣はもう少し頑張らなければいけません。ワグナーにこんなに頼っていては、さすがのワグナーも壊れてしまいます。若手守備陣はもっと頑張って欲しいです。

また、パスラッシュはこの試合あまりかかっていなかったように思います。タイタンズLTレワンが結局欠場したことで、タイタンズOLが逆に比較的安定していたということもありますが、DEテイラーはホーム初出場で興奮していて逆にダメでしたし、DEダンラップはタックルもありませんし、もう少し頑張って欲しいですね。

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あとKマイヤーズはエクストラポイントを外すな、とか、フラワーズ頑張らんかい、とか、もっといろいろ書けることはありますが、長くなってもしょうがないのでこの辺でやめておきます。ただ、良かったのは、こういう問題点があぶりだされる試合が、まだ第2週だったということです。シーズンはまだまだ長いです。十分修正できます。タイタンズは昨季11勝5敗の強豪ですし、負けたとはいえOTまで行ったギリギリの負けですから、悲観することはありません。まずは来週のバイキングス戦へ向けて、気持ちを切り替えて、きっちりチームを仕上げて欲しいところです。