1月も試合が見られるありがたさ。プレイオフ、シーホークスはディビジョナルラウンドまで来ました。シーホークスがディビジョナルまで進出するのは2016-7年以来です。その時はファルコンズのマット・ライアンを中心としたハイパーオフェンスにやられてしまいました。

しかし、今季は勝ってぜひ49ナーズと再戦したいところです。ディビジョナルの対戦相手は第2シード、レギュラーシーズン13勝3敗のグリーンベイ・パッカーズです。いつものスタッツを載せます。


【攻撃】シーホークスパッカーズ
得点25.3(9)23.5(15)
総ヤード374.4(8)345.5(18)
パス236.9(14)233.3(17)
ラン137.5(4)112.2(15)


【守備】シーホークスパッカーズ
失点24.9(22)19.6(9)
総ヤード381.6(26)352.6(18)
パス263.9(27)232.6(14)
ラン117.7(22)120.1(23)

こう見るとパッカーズはあまり特徴がないチームに見えます。先週の対戦相手イーグルスと同じ感じです。ですが、9勝のイーグルスとは違い、13勝もしています。その強さの理由はどこにあるのでしょう。

★パッカーズの強さの理由はどこにあるのか?

ターンオーバーが多い
・・・ターンオーバーを取った回数と取られた回数の差が+12でNFL3位です。これが強さの一つの要因でしょう。CBケビン・キングが5インターセプトを決めるクラッチぶりを示しています。

ただ、シーホークスもターンオーバーの差は同じく+12です。ここは互角ですね。

ペナルティが少ない・・・ペナルティ数は1試合あたり6.2で少ない方から9番目、ペナルティヤード数は1試合あたり48.4でこちらは少ない方から5番目です。規律がしっかりしている感じです(審判が、という話も聞きますが・・・)。

これに関してはシーホークスとは真逆です。シーホークスは以前ほど荒々しくはなくなったとは言え、まだまだペナルティが多いです。数でもヤーデッジでも少ない方から21番目です。先週は11個もペナルティを受けました。ここは改善しなければなりません。

怪我人が少ない・・・今季パッカーズは怪我人が本当に少ないです。主要メンバーだと故障者リスト入りはGテイラーぐらいでしょうか。シーホークスファンから見ると大変うらやましいです。

シーホークスはここで再三書いているように怪我人続出です。よくこれでここまで戦えていると思います。これはチーム力でカバーするしかありません。

被インターセプトが少ない・・・QBロジャースは、レーティングで言うと全盛期ほどではなくなりましたが、被インターセプトはなんと「4」です。ウィルソンでも「5」です。さらにパスアテンプトはウィルソンより多いです。この確実性も強さの秘訣でしょう。年齢的にもある意味でウィルソンの先を行っている感じなのでしょうか。

対戦相手が比較的楽だった・・・実はこれが一番効いているかもしれません。このページの分析では、パッカーズの対戦相手の強さはNFL27位、シーホークスは1位!です。また、単純に試合相手の勝数を足しても、パッカーズは115勝、シーホークスは135勝です。同地区チームがNFC西の方が勝率がいいのもありますし、シーホークスはセインツ、レイヴンズと戦っているのも大きいです。

---------------

ここで両チームの戦力を見ておきます。

アルファベットはPFFの評価、Sは100-90、Aは90-80、Bは80-70、Cは70-60、Dは60-50、Eは50-40、Fは40未満です。


シーホークスパッカーズ
攻撃レギュラーPFFレギュラーPFF
QBウィルソンSロジャースA
WRロケットB+アダムズA
RBホーマーDジョーンズA+
LTファント
ブラウン
C
B
バクティアリB+
LGアイウパティ
ジョーンズ
C
E+
ジェンキンスC+
CハントD+リンズレーC+
RGフルーカーD+ターナーC
RTイフェディD+ブラガB+
TE1
TE2
ホリスター
ウィルソン
C
C

グラハム
ルイス
D+
B
WR2メトカーフBレザードB
WR3ムーア
ターナー
C+
C+
アリソン
ヴァルデス=
スキャントリング
クメロウ
D

D
C
RB2
RB3
リンチ
タービン
-
-
J.ウィリアムズ
アーヴィン
B+
D+



守備レギュラーPFFレギュラーPFF
DE
LDE
クラウニー
AロウリーC
DT
NT
ジェファーソン
フォード
B
B
クラークB+
NT
RDE
リード
D+
ランカスターC
LEO
LILB
アンサー
D+グッドソンC
SLBライトCZ.スミスS
MLB
RILB
ワグナーB+マルチネスD+
WLBバートンD+P.スミスC+
LCBグリフィンB+アレクサンダー
ウィリアムズ
B
B+
RCBフラワーズDキングC
SSマクドゥーガルドCアモス
B+
FSディグズB+サベージC+
STレギュラーPFFレギュラーPFF
KマイヤーズDクロスビーB
PディクソンCスコットB+
Rロケット
ムーア
-アーヴィン-


QBアーロン・ロジャース、WRデバンテ・アダムズ、RBアーロン・ジョーンズの3者のバランスがいいですね。これも強さの一つでしょう。一昨年までシーホークスにいたTEグラハムは今季も去年と同じぐらいの調子ですが、いざとなるとビッグターゲットは怖いです。

守備ではDEザデリアス・スミスが脅威です。レギュラーシーズン13.5サックはNFL6位です。さらにLBプレストン・スミスも12サックと両スミスが非常に怖いです。またセカンダリーもアレクサンダー、ウィリアムズ、アモスとメンバーが揃っています。ただ、上のスタッツを見るとわかるようにランディフェンスは今ひとつです。

---------------

過去のパッカーズとの対戦を見ると、2012年以降すべてホームチームが勝っています。

そのうちプレイオフでの戦いは2015年1月、シアトル、センチュリーリンク・フィールドでのチャンピオンシップでした。この時は16-0からKハウシュカのFGフェイクでPライアンがTDパスを決め、そこからモメンタムがシーホークスに一気に傾いて、オンサイドキック成功、さらにリンチのビーストモードも炸裂して一気に逆転、オーバータイム(OT)にWRカースへのロングパスで勝ちました。思い出しますね。


その前のプレイオフでの対戦は、まだQBがハッセルベックの時になります。ニュースなどで紹介されていたのは、2003-4年のワイルドカードラウンド、シーホークスがオーバータイムに持ち込まれハッセルベックがコイントスに勝ったあと「ボールが欲しい、そして点を取る」と言って、そのあとインターセプトを投げてしまって負けたシーンです。この頃は私はNFLを見ていませんね。


パッカーズとは他にも2012年9月の『フェイルメリー』(試合の最後ウィルソンがヘイルメリーを投げ、審判がタッチダウン成功と失敗両方のサインを出して結局タッチダウンになりシーホークス勝利、ウィルソンのキャリア2勝目)など、数々の名勝負を繰り広げています。(下の動画はクリック後の「この動画はYoutubeでご覧ください」をクリックして見て下さい。)



---------------

今回はパッカーズのホーム、ランボーフィールドでの戦いです。シーホークス勝利の鍵は『ラン』でしょう。パッカーズの弱点は上を見るとラン守備にあります。もちろんリンチもですが、特にRBホーマーが相手DLを切り裂いて行けば突破口が開けるでしょう。そうしてDLを混乱させておいて、ウィルソンがロングボムで一発、といういつものやつが決まれば行けそうです。

パッカーズはパスカバーが良いですからイーグルス戦のようには行かないでしょうが、メトカーフは先週で自信を付けているでしょうから期待したいものです。実はパッカーズは20ヤード超のロングパスだとディフェンスはNFL平均より落ちます。

ただ、パッカーズは攻撃が多彩です。パスもランもできますし、QBロジャースも36歳になりましたがまだ走れます。ここをシーホークス守備陣がどう抑えるか。鍵はやはりDEクラウニーとSディグズでしょう。まずは出場できるかどうかです。

---------------

長くなったので一旦ここで切りたいと思います。展望②は直前の怪我人等の情報他になります。